STORIES / Regulation × Culture
360ccから始まった、小さなクルマの大きな物語
Small car, big idea: the kei standard
全長数メートル、排気量数百cc。法律で定められた車両区分が、日本の自動車文化をどう形づくったか。
This picture has been taken by Oleg Yunakov. Contact e-mail: yunakovgmail.com. Image can be used in accordance with the terms of the СС-BY-SA license. Other photos can be seen here. / CC BY-SA 4.0 / Wikimedia Commons
01
法に書き込まれたカテゴリー
軽自動車は、車両規則の一項目として始まった。寸法と排気量の上限は何度も改定され、そのたびに技術者がつくれるクルマの姿が変わった。
- 1949
軽自動車の区分は1949年7月の車両規則改定で初めて登場し、長さ2.8m・幅1.0m・高さ2.0m、排気量は4サイクル150cc以下/2サイクル100cc以下と定められた。
出典: 軽自動車 — ウィキペディア日本語版 - 1950
1950年7月の規格改定で、4サイクル300cc以下/2サイクル200cc以下、長さ3.0m・幅1.3m・高さ2.0mとなった。
出典: 軽自動車 — ウィキペディア日本語版 - 1951
1951年8月、道路運送車両法施行規則として規格が改定され、4サイクル360cc・2サイクル240ccとなった。
出典: 軽自動車 — ウィキペディア日本語版 - 1954
1954年10月の改定で、軽自動車の排気量上限は4サイクル・2サイクルとも360ccに統一された(英語版Wikipediaは1955年としている)。
出典: 軽自動車 — ウィキペディア日本語版
02
360ccのファミリーカー
360ccの枠のなかで、各社はクルマを持ったことのない家庭のために、本当に4人が乗れるクルマをつくった。
- 1958
1958年3月にスバル360が発売され、軽自動車が広く普及する原動力となった。
出典: 軽自動車 — ウィキペディア日本語版
03
550cc、そして660ccへ
排出ガスと安全性の要求が、規格の上限を押し広げた。大きくなった寸法は、軽自動車が登録車と同じ衝突安全基準を満たすためのものだった。
- 1976
1976年1月、排出ガス規制の影響を受けて規格が改定され、550cc、長さ3.2m・幅1.4m(高さ2.0m)となった。
出典: 軽自動車 — ウィキペディア日本語版 - 1990
1990年の規格改定で、軽自動車は660cc、長さ3.3m(幅1.4m・高さ2.0m)となった。
出典: 軽自動車 — ウィキペディア日本語版 - 1998
1998年10月に現行規格(長さ3.4m・幅1.48m・高さ2.0m・660cc)が施行された。軽自動車にも普通車と同じ衝突安全基準が採用されたことに伴う大型化である。
出典: 軽自動車 — ウィキペディア日本語版 - 04
軽自動車の最高出力64PSは法規ではなく、国内メーカー間の自主的な申し合わせ(紳士協定)による上限である。
出典: Kei car — Wikipedia (English)

Honda
Beat
ホンダ・ビート
PP1 · 1991–1996 · 軽自動車

Suzuki
Cappuccino
スズキ・カプチーノ
Cappuccino (1991–1998) · 1991–1998 · 軽自動車

Daihatsu
Copen (first generation)
ダイハツ・コペン(初代 L880K)
L880K · 2002–2012 · 軽自動車

Mitsubishi
i-MiEV
三菱・i-MiEV
i-MiEV (2009–2021) · 2009–2021 · EV
JB64W · 2018–
Jimny (fourth generation, JB64)
Suzuki
Jimny (fourth generation, JB64)
スズキ・ジムニー(4代目 JB64)
JB64W · 2018– · 軽自動車
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